代表メッセージ
正しいかどうかは、わからない。ただ、誠実かどうかは、自分で決められる。
はじめまして、株式会社ALL-in代表です。
会社のウェブサイトというと、普通は「私たちの夢」や「目指す未来」を語るものなのかもしれません。しかし、私はここで、私たちの過去についてお話ししたいと思います。なぜなら、株式会社ALL-inという会社の人格は、未来の夢ではなく、過去の無数の「判断」の積み重ねによって形作られてきたと、固く信じているからです。
あの日、断った仕事のこと
数年前、ある大きなプロジェクトの運送依頼が舞い込んできました。提示された条件は破格で、会社の売上を大きく伸ばすことは間違いありませんでした。しかし、その計画を精査すればするほど、私たちの胸には大きな疑念が膨らんでいきました。
提示されたスケジュールは、ドライバーに法定速度以上の走行と、十分な休息時間を取らないことを強いるものでした。お客様は「これまでも何とかなってきたから大丈夫だ」と仰いました。しかし、私たちは首を縦に振ることができませんでした。
万が一のことが起きた時、責任を負うのはハンドルを握るドライバーです。その家族の人生です。目先の利益のために、そのリスクから目を背けることは、私たちにはどうしてもできなかった。私たちは、丁重に、しかし断固としてその仕事をお断りしました。会社にとっては大きな痛手でしたが、今でもあの決断は間違っていなかったと確信しています。
楽ではない選択の先に
軽貨物支援事業を始めた当初、私たちは「とにかく稼げる」という謳い文句でパートナーを集めることもできました。その方が、事業の拡大は早かったかもしれません。
しかし、私たちはあえて「人が壊れずに続けられる仕組み」という、時間も手間もかかる道を選びました。それは、短期的な利益よりも、長期的な信頼関係を大切にしたかったからです。一人ひとりのパートナーが、安心して、誇りを持って働き続けられる環境を作ることこそが、最終的に業界全体の価値を高めることにつながると信じています。
楽な道ではありませんでした。時には「甘い」と批判されることもありました。それでも、一人、また一人と私たちの考えに共感してくれる仲間が増え、今ではそれが私たちの大きな強みとなっています。
私たちが「ALL-in」である理由
社名である「ALL-in」は、無謀な賭けを意味するのではありません。関わる人、仕事、そして社会に対して、私たちの持てるすべてで「誠実に向き合う」という決意の表明です。
私たちは、これからも数多くの判断を迫られるでしょう。そのすべてが、常に「正しい」とは限らないかもしれません。時代も、状況も、変化し続けます。
しかし、その判断が「誠実」であるかどうか。それだけは、私たちが自ら選び、守り抜くことができる基準です。
無責任な約束はしない。この憲法を胸に、私たちはこれからも一歩ずつ、着実に歩みを進めてまいります。
株式会社ALL-in
代表取締役